オールドレンズJupiter-9 85mm F2が届きました。
2015年12月01日
マイブームのロシアレンズ
これは元々はツァイスのゾナー(Sonnar)をコピーしたレンズだそうです。ジュピターまたはユピテルと呼びます。開放で甘く、絞るとキリリ、円形絞りで絞りこんでもボケが丸いとの評判です。
最短撮影距離は0.8m。バストアップで撮るには十分な近接能力です。
今日はモデルがつかまらないので、裏の畑を散歩しながら試写しました。
色はコッテリしていますね。
こちらはF2開放です。ハロがすごくてどこにピントが合っているか探さないとならないようです。
少し絞り込んでみました。「プリセット絞り」で、絞りをセットするリングと実際に絞り込むリングが別々にあります。私はF22の最小絞りにセットしてファインダーを覗きながら適当に絞っているため、絞り値は分かりません。たぶんF5.6ぐらいです。
いきなりシャープというか、きつい印象になりました。暗部が潰れ気味なせいでしょうか?
こちらはF2開放。
こちらはF5.6〜8程度。
絞っても後ボケが丸いまま。気持ちいいです。
大根を干していました。こちらはF2開放。
こちらはF4程度。
F2.8〜F4のボケ味が一番きれいに感じます。開放のボケは大きいですが、ちょっとザワザワしますね。
逆光だと、太陽を入れなくてもハロが盛大に出ます。
絞っても、シャープに(^_^;ハロが出ます。
こちらもハロ。ハロの出し方によっては面白いと思います。
手でハレ切りしてみました。露出補正していないため、露出が変わっています。
道端の鉢植え。
何気なく見つけた物を、そのままの位置から凝視した印象に近い写り方をします。まあ、これはどの85mmでも同じ話ですが(^_^;
高くに伸びて所在なさげなバラ。こちらは開放です。ピントは合っているのですが、ボヤンボヤンです。
F5.6程度まで絞りました。
シャープになりました。
使い勝手と総括
絞り込みリングが絞り値設定リング(プリセットリング)とフォーカスリングの間にあるため、使い勝手はたいへん悪いです。慣れるしかないですね。
フォーカスリングはネットリと、しかし確実に動きます。
開放時のハロの多さはビックリしました。白や明るい部分のまわりには光の滲みがまとわりつきます。Planar 50mm F1.4を使って驚いた時よりもっと大きく、ピントを合わせる際に分かりにくいほどです。
解像度は「低いな」という印象です。
コントラストと色乗りは、開放から絞ってもあまり変わらず好印象です。
逆光にはたいへん弱いです。
F2.8がスイートスポットに感じます。
次は人物を撮って判断したいと思います。
この記事は2015/12/01に公開され、214 views読まれました。
質問させて頂いても宜しいでしょうか? 一眼レフデジカメに装着は可能でしょうか?対応メーカー等ありましたからご教授願いたいです
ご覧いただきありがとうございます
M42マウントのフランジバック45.46mmより短いカメラは、原理的には全て使えます。ほとんどのカメラのフランジバックはこれより短いですね
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私が実際に使ったことがあるのはEOSだけです。
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