モデル末期のEOS Kiss X7は、それでも「買い」か?
2017年05月18日
先の記事の通り、EOS Kiss X7がついに「在庫僅少」となりました。2013年4月24日発売ですからすでに4年という、入門機としては超々ロングセラーですね。
もし無事に後継機が発売されるとすると、大きく2つの方向性が考えられます。
- 文字通りEOS Kiss X7 Mark II/X8として、基本性能をブラッシュアップ。ペンタダハプリズムの極小一眼レフ。
- EOS M7(?)として、Kissのポリシーを引き継いだミラーレス機。
M10がありますので、今さらこのクラスのEOS Mを出す意味は無いと思います。出るとすれば一眼レフでしょう。さんざん予測が裏切られたので、未だに懐疑的に「出るとすれば」です(^_^;
さて。
そんなモデル末期のEOS Kiss X7ですが、今は「買い」でしょうか?「待ち」でしょうか?
出るとすれば、後継機発売はいつ?
噂サイトでは2017年6月発表、すぐに発売という情報が多いようです。
ぽちろぐで最初にEOS X7 Mark II/X8の噂について取り扱ったのが2015年4月の記事で、それからずっと裏切られ続けていますので、上記の噂も期待半分です。
後継機に期待できるスペックは?
最低限、以下の通り。
- 2400万画素センサー。
- DPAF。
- 45点AF。
- 7680画素RGB+IRセンサーによる被写体認識。
- Wifi内蔵。
- バッファ増加による連写性能アップ。
EOS Kiss X7最大の弱点は、当時のAPS-C機全てに採用されていた1800万画素センサーだと思いますので、その改善が目玉だと思います。それ以外は、実用面では意外と困らないものです。
後継機の価格は?
EOS Kiss X7の価格は、
- ボディのみは初値¥71,799、2017年5月現在¥38,203。
- EF-S18-55 IS STMレンズキットは初値¥80,799、2015年5月現在¥41,996。
- ダブルレンズキットは初値¥92,097、2015年5月現在¥55,500。これまでの最低価格は¥46,000。
価格コム調べ。いずれも5月12日から上昇に転じています。もしかすると在庫僅少による影響かもしれません。
後継機も、初値はボディのみ7万円前後と思います。ボディデザインが共通ならばもう少し安くなるかもしれませんね。
後継機のキットレンズは新型のEF-S18-55mm F4-5.6 IS STMになることは間違いないでしょう。新型ボディ+新型レンズということでレンズキットは¥85,000前後になるでしょうか?
一番売れ筋のダブルレンズキットだと¥95,000前後が予想されます。
EOS Kiss X7と後継機で価格以上の差が見いだせるか?
X7の実売価格と後継機初値を比べると4〜5万円の差が出そうです。大雑把に言って「倍違う!」。
レンズはほぼそのまま使えますから、2400万画素センサーと高度化されたAFシステムに4〜5万円をつぎ込む価値があるかどうかで、判断が変わってきますね。
- 現行のAPS-C機に採用されている2400万画素センサーは、明らかに1800万画素センサーよりも優れている。画素数の問題だけでなく、ダイナミックレンジも広がりより良い画質が得られる。ぽちろぐではEOS 8000D・EOS M5を使っていて断言できます。
- 8000Dの19点AFとRGB+IRセンサーによる色検知・被写体認識はたいへん実用的。それが45点AFとなるとますます期待できる。ぽちろぐではEOS 8000Dで痛感。一般的な使用なら、EOS 7D Mark IIほどの被写体認識・顔認識は不要と思えるほど。
- DPAFはビデオ撮影・ライブビューを使わなければ関係なし。
- Wifi、あると便利ですね。
価格が下がりきったEOS Kiss X7にするか、EOS Kiss X7 Mark II/X8(もしかしてX9?)にするか?とりあえずX7を買って、後継機の価格が十分に下がったら買い換えという選択肢もありそうです。
EOS Kiss X7の魅力は薄れているか?
発売時と比較すれば薄れているのは間違いありません。まあ、それを言っちゃあオシマイよ(^_^;
画質の差は気にし始めるとどうしようもありません。しかし「絶対的に時代遅れの画質か?」と問われれば、そうではありません。実際にEOS Kiss X4といった古い機種でも美しい・良い写真を撮っている方はたくさんいますし、その画質についてとやかく文句をつける人もいないでしょう。上を見ればキリが無いのです。
逆に、画質以外は使い方次第です!
実はぽちろぐでは、EOS Kiss X7を使う時は「中央一点AF」オンリーです。中央一点AFのメリットは
- 当然、狙ったところにピントが合う。
- AFが速い。
ことです。
漫然と「どこかにピントが合うだろう」と撮影するのと、まったく違う結果が得られます。中央一点AFしか使わないなら、X7の機能的なデメリットはほとんど無くなってしまいます!
最新機種と比べれば確かに見劣りしますが、じゅうぶんに今も通用する画質。実用上まったく困らない機能。そして圧倒的な低価格。EOS Kiss X7の魅力は、モデル末期となった今でもけっして薄れていません。安い今の内に購入して、たくさん撮って腕を磨いた方が良いでしょう。
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現在お勧めのキットは、圧倒的にダブルズームキットです。
この記事は2017/05/18に公開され、200 views読まれました。
台湾KissX90のリーク写真が流出されてますね。
ずいぶん小型化されました。
6DMK2はバリアアングルになっていますね。
なんと(*_*;
ずっと探していましたが見つかっていませんでした。
再度探ってみます!
ありがとうございます。