入手しやすい標準系オールドレンズ比較、再び。
2018年04月24日
ぽちろぐ人気記事「入手しやすいオールドレンズ10本撮り比べ、好きなレンズはどれ?」撮り直し企画です。
どうしても忘れられないオールドレンズ3本と最新レンズを同条件で比較してみました。
レンズは
- LZOS INDUSTAR 61L/Z-MC 50mm/F2.8
- LZOS INDUSTAR 50-2 50mm/F3.5
- Carl Zeiss JENA Tessar 2.8/50
- EF50mm F1.8 STM
- EF40mm F2.8 STM
- シグマ35mm F1.4 Art
- シグマ85mm F1.4 Art
- Milvus 2/50M
EF50mm F1.8 STMとEF40mm F2.8 STMは最も入手しやすく使い勝手の良いレンズ代表です。
シグマの35mmと85mm F1.4 Artは最新設計のレンズ代表。本当は50mm F1.4が欲しいところですが、持ってないw
Milvus 2/50Mは期せずして(?)新旧ツァイス対決です。
後日追加予定。
- Carl Zeiss JENA Flektogon 2.4/35
- Domiplan 50mm F2.8
では早速。
各レンズ開放撮りっぱなし
LZOS INDUSTAR 61L/Z-MC 50mm/F2.8
LZOS INDUSTAR 50-2 50mm/F3.5
Carl Zeiss JENA Tessar 2.8/50
EF50mm F1.8 STM
EF40mm F2.8 STM
シグマ35mm F1.4 Art
シグマ85mm F1.4 Art
Milvus 2/50M
この状態では露出のバラ付き、色温度の違いが目立ちますね。これはレンズのせいとも言えないので、ビールの缶の横に立てたグレースケールで色温度を合わせ、目視で露出を調整しました。
色温度統一・実用レベルの補正をかけたもの
各レンズとも、開放とF5.6を掲載しました。
LZOS INDUSTAR 61L/Z-MC 50mm/F2.8
LZOS INDUSTAR 50-2 50mm/F3.5
Carl Zeiss JENA Tessar 2.8/50
EF50mm F1.8 STM
EF40mm F2.8 STM
シグマ35mm F1.4 Art
シグマ85mm F1.4 Art
Milvus 2/50M
感想
- 解像度とコントラストで、最新レンズとオールドレンズは比較するのも馬鹿らしいほどの差があります。
- ボケはF値も焦点距離も違うため、ボケ量については比較できません。見て欲しいのは、F5.6時の「ボケ味」です。
- 面白いのはLZOS INDUSTARの60と50-2、2本のレンズの描写傾向がとても似ていることですね。同じメーカーの、どちらもテッサータイプだからでしょうか?使い勝手と大きさは極端に違うのに、これほど似ているのは興味深いです。
- シグマ35mmは、色温度を他と合わせると全体に黄色くなってしまいました。これは不思議。
- 最新ツァイスMilvusは、いかにもコッテリしたZeissカラーです。それを少しノッペリさせてしまったのがJENA Tessar 2.8/50と言えなくもありません。レンズ構成がプラナー(ダブルガウス)とテッサー(3群4枚)で異なるし、コーティングも違いますが。メーカーの設計思想って出るものだなあ、と思います。
追加シチュエーション
LZOS INDUSTAR 61L/Z-MC 50mm/F2.8で数枚撮ってみました。
いずれも開放ですが、大ボケは期待できないけれど十分にモデルが立ち上がっていると思います。背景のボケもザワつかないのが良いです。
オマケ
EF50mm F1.8 STM
Milvus 2/50M
シグマ85mm F1.4 Art
この記事は2018/04/24に公開され、70 views読まれました。