RF85mm F2 MACRO IS STMが最強に寄れてボケも良好、ポートレートだけでなくスナップにも最適。
2022年12月03日
スナップレンズと言えば35mm、ポートレートと言えば85mm。そして万能レンズは50mm。これに異論は無いのですが、ボケや色味がきれいなレンズはついつい出番が多くなります。
RF85mm F2 MACRO IS STMがソレ。
- 会社案内等で代表近影等を撮影するのに導入したのですが、大きさの割に軽く、マクロの名前通りとても寄れます。
- 毎日持ち歩くには少々大きい。フードを付けると、まずバッグには入りません。
- 「マクロ」と付いていますが、ハーフマクロです。1/2倍・35cmまで近づけます。通常の85mmの最短撮影距離は80〜90cmです。
- 望遠だから当然ですが、35mmや50mmよりも離れて大きく撮れます。「ワーキングディスタンスを大きく取れる」と言いますが、花や虫を撮る時には重要です。
- 高価なRFレンズですが無印・STMで、比較的安価です(EFレンズとは比較になりませんが)。
- 手ぶれ補正(IS)が付いていて、比較的気軽に使えます。
- 大きさの割に軽量です。お散歩時にも重さは気になりません。
- かなり大型のフードは、残念ながら別売です。
- フィルターは67mm径。F1.2や1.4の物と比べると小径です。
- 最新設計のRFレンズとあって、合焦部分のシャープさ見事です。
- あまり期待していなかった(失礼)ボケ味が穏やかできれいです。「とろけるような」とはいきませんが、二線ボケ等の嫌な要素がありません。ここが一番惚れたところです。
公園の隅っこにあった配電盤?デザインに使えないかな?と撮ってきました。
枯れた茄子。裏の畑の一部区画に茄子が立ち枯れています。「種を採るんじゃないか?」との意見がありますが、今度おじさんに聞いてみよう。
色の再現も見事です。
大ボケの場合、ちょっとグルグルボケのケはあるのかなあ?
輝度差が大きい場合。周辺の玉ボケはレモン型です。しかし気になるようなものでは無いと思います。
さて、ポートレート。
こちらはちょうど良い距離。EOS R5のAFがすぐに瞳を捕まえてくれます。EOSの瞳AFは本当に助かります。中望遠レンズを開放で使ってピントを外さないのですから。
ところでEOS R6 Mark IIのAFはさらに利口というか高性能というか異次元で。そのAFがEOS R5に載ったら買い換えかな?2400万画素だと少々物足りなくて。
靴と靴下を見せびらかしてくれたのでパチリ。
まだお母さんに抱っこされた赤ちゃん。最近笑うようになりました。このくらいの距離だとちょうど良いのですが・・・。
フルアップにして画素等倍で見ると。
カットによりますが、ピントが瞳というよりもまつげの根元に合っているカットが多めです。いや、数ミリしか違わないんですよ!?
85mm F2開放でも、ここまで寄ると被写界深度の浅さに驚かされます。撮影距離によっては少し絞ることを覚えないといけませんね。
ポートレートでは「瞳とまつげにカッチリとピントが合っている」がベストと思っています。鼻の頭や後ろ髪はボケていると嬉しいですね。
工事現場に停まっていたバイクがかっこ良かったのでパチリ。
朝8時、斜め上からの完全逆光で、盛大にフレアがかかりました。これを弱点と見るか「写真なんだから当然」と見るかは好みだと思います。「逆光には弱いレンズ」と切り捨てるのはつまらないですね。
柿は例年並みに生ったようです。F8まで絞りましたが、後ろの枝はボンヤリとボケています。
50mm大好き!のぽちろぐですが、こういう写りの良いレンズはどうしても多用してしまいます。楽しいですよ、RF85mm F2 MACRO IS STM。
この記事は2022/12/03に公開され、199 views読まれました。