α7用Viltrox MOUNT ADAPTER EF-NEX IIを取り付けてEF35mm F2 IS USMを使ってみました。
2015年08月21日
ヨドバシカメラで20,520円(税込)ポイント10%
「せっかくEOSがあるんだから!」とEFレンズとEマウントをつなぐマウントアダプターを導入してみました。
私のEOSは現在、Kiss X7と8000Dなので両方ともAPS-Cです。メインレンズはAPS-C対応のEF-Sレンズですが、EF35mm F2 IS USMとEF50mm F1.8 STM、2本のフルサイズレンズもあります。せっかくのフルサイズ用レンズ、α7があるのにもったいないじゃないですか!
EFレンズをミラーレスで使う場合、決定的な問題があります。それは「電磁絞り」。
- 絞りリングが無いため、カメラ側で設定した絞り値をレンズに伝達しなければならない。
- 絞りの駆動もレンズ内のモーターで行われるため、絞り駆動信号も伝えなければならない。
それならニコンのGレンズもそうなんじゃないの?と調べてみたら、根本的に違いました。Gレンズは絞りリングは無いけれど、絞り値も絞り込み指示もレバーでできるんですね。だからかんたんな構造の「絞り値は分からないけれど絞り込みできるリング」が付いたマウントアダプターが安く手に入るのですね。
候補
Viltrox購入前に、もちろん候補を絞りました。EF-E(NEX)マウントアダプターでフルサイズ対応・手に入れやすい・メジャーで情報が多かったのは以下の通りです。
- 本家・METABONES。65,000円。高い、いくらなんでも高すぎる!これならレンズ買います。
- DiscoverPhoto。安いのですが、店頭で買えるところが見つかりませんでした。電子接点内蔵タイプ17,800円。他に見つからなければ、これを通販しようと思いました。絞り内蔵タイプは6,480円ですが、これは今回の趣旨と違うものです。
- 焦点工房KIPON。34,800円。信頼感と価格のバランスが心が揺らぎます。
- 最安値14,800円のSTOK。どうにもこうにも評判が悪いようです。
- VILTROX。20,520円。最安ではないけれど、「AFは実用とは思えないほど遅いけれど、造りは良い」との書込を見て決定。ヨドバシカメラ店頭で確認してから買えるのが決め手でした。
店頭でViltroxを持参したα7に付けさせてもらったところ、造りはたいへんしっかりしています。ガタツキは一切無し。決定です。
使用感
AFはね、まったくダメです!
さんざん行ったり来たりしたあげく合焦ランプが点灯しなかったりします。合焦する場合でも時間がかかります。最初からレンズ側のAF/MFスイッチをMFにしておいた方が、よほど早くピント合わせができます。特にEF50mm F1.8 STMはまったくAFできません。ヨドバシカメラの店員さん情報で「1.4もダメで、とにかく50mmに弱いみたいですよ。85mmもダメのようです」とのこと。
もともとAFに期待していたわけではないので、特にガッカリはしません。
気になるのはSTMレンズの「バイワイヤMF」のモッサリ感です。本当のMFレンズと違ってモーター駆動されるマニュアルフォーカスは、フォーカスリングを回してから極一瞬のもたつきがあります。またフォーカスリングの回転角が小さい物が多いこともあり「気持ちの良いMFフィーリング」とは言えません。マウントアダプターには一切責任無く、レンズのせいなんですけどね。
手ぶれ補正は、よく分かりません。
絞り値はα7のダイヤルで気持ち良く変更できます!Eマウントの信号→EFレンズの信号にマウントアダプター内で変換しているんですよねえ。たいしたものだ。
EF-Sレンズも正常に取り付けられます。、ただし、ケラれます。FEではないEレンズを付けると自動クロップして、ファインダーに全画面表示してくれるそうですが、その機能はありません。1.5倍のEレンズを使うと1000万画素で記録されるそうです。1.6倍のEF-Sだと、800万画素くらいになるのかな?2400万画素÷(1.6×1.6)=9375000画素ですね。ファームアップして対応してくれたら、ちょっとだけ嬉しいかも(*^^*)
Exif情報もこの通り、正常に記録されます。ただし「IS」は「OSS」と表示されています。
EFレンズを使うのに、本家EOS以上のことは望めませんね。よく分かりました(^_^
それでもこれを入手したことを後悔していないのは、 SAMYANG 14mm F2.8 の存在です。これ、EOSでMFすると本当に見づらいんですよ。APS-C EOSでは22.4mm相当と凡庸な焦点距離になってしまうし。
入手が楽しみです。
この記事は2015/08/21に公開され、95 views読まれました。
こんにちわ。はじめまして。
私も同じマウントアダプターを買いましてa6000で使っています。
EFレンズはEマウントレンズとは違い、シャッターを切るタイミングで絞りが動くので
Eマウントレンズ使用時のようにファインダーで明るさのプレビューが出来ませんが
全く不自由なく使えて便利な時代だなぁと思っています。
ただ一つ気になるのが私の個体だけかもしれませんが、
EFレンズを装着した状態でカメラボディの電源を落とすと、
レンズの絞りが限界まで絞られた状態になってしまいます。
Eマウントレンズで考えればこの挙動は正しいとは思うのですが、
EFレンズとしては不自然な状態なので、電源を切る前にレンズを外すようにしました。
ここだけがどうしても気になるので他の方はどうなのかなと思い、
コメントさせていただきましたー。
本当に便利ですね。今はまだ「レフ押し」の私ですが、いつかはEVF主流の時代になるでしょうね。
説明書を見ると、レンズの付け外し時には電源を切れと書いてありますね。
EOSで使って取り外したEFレンズを確認すると、ある程度絞り込まれています。これが「限界まで」なのかどうかは分かりませんが、一応ご報告まで。
まあ、EFレンズ使うよりも古い古いレンズを使うのが楽しいですよ。いわゆる「銘玉」よりも、必要なスペックと味を絞り込んで探していると実に楽しいものです(^_^
レスありがとうございますー!
レンズによるのでしょうか、私の手元にあるEFレンズだと最大まで絞り込まれてるんですよね。
特に実害はなさそうなのでとりあえずこのまま楽しもうと思います。
オールドレンズはすごく興味があるので他の記事も拝見させていただいております。
いつかは手を出したいのですが沼がとてつもなく深そうなので、
金銭的な余裕が出てからがっつりやりたいと思ってます!
私はもうハマってしまいました(^_^;
ただいまオリンパス・ヤシコンツァイス・ペンタコン・MDロッコールと、50mmだけで4本。EF50mmと、APS-Cでは56mmになるEF35mmも入れると6本。
FD50mm F1.4も欲しいし、いつかは沈胴エルマー!
安いのから手を出して、だんだんと状態の良い物が欲しくなっちゃうんですよねえ(^_^;