EOS Kiss X7・6D・M5・8000D・α7の実体験お散歩カメラブログ。

ぽちろぐ

EOS Kiss X7・6D・M5・8000D・α7の実体験お散歩カメラブログ。

キヤノンEOS Kiss X7購入にあたって注意すること。

この記事は2014/12/28に公開され2017/05/22に更新、192,856回読まれました。

     2017/05/22   EOS Kiss X7      ぽち

超おすすめのX7ですが、人によっては落とし穴があるかも?

EOS Kiss X7のメリットは、もちろんその小ささです。EF-S24mm F2.8 STMと組み合わせた時のコンパクトさ、サイズからは想像できない写りの良さ、一眼レフらしいレスポンスの良さ、お散歩カメラとして現時点で最強でしょう。

しかしいくつか留意しておかないと、後で「こんなつもりじゃなかったー!」というポイントがあります。マニアックな使い方をしなければそれほど気にならないかもしれませんが、カタログだけながめていても気づきにくいので列記しておきます。

「エミリとKiss X7写真教室」連載開始しました!

ところでそろそろX8です。2015年8月14日発表!なんて噂があったのですが、何事もなく過ぎ去ってしまいました。8000Dの中身が入ったX7サイズ。期待はふくらむばかりです。

と書いてからもう2年!いよいよ2017年6月にEOS 6D Mark IIといずれか/両方発表との噂は別の記事で。

つくり

「素通し」と言われるファインダー。

これだけ小さくて軽いのは、ファインダーがペンタプリズムではなくペンタダハミラーだからです。高級な一眼レフは頭の所に大きな五角形のガラスの塊が入っています。これがペンタプリズム。レンズから入って上下左右反転している画像を正常に戻してくれます。これが大きいほど明るく大きなファインダー像になります。

対してKissはすべてペンタダハミラーと言って、ミラーを組み合わせてペンタプリズムと同じ役目をしています。ガラスの塊の部分が空ですから、それは軽くなるわけです。

ペンタプリズムの場合はガラスの表面に銀やアルミを蒸着して光を反射させるので、光はずっとガラスの中を通ります。対してペンタダハミラーの場合、反射面・保護ガラス・空気と境界を数回に亘って通過するため様々な収差が発生しやすくなります。そのためペンタダハミラーではあまり大きなファインダー像にすると収差が目立ってしまいます。

また境界を通過する時の光量ロスがあるため、ファインダーが暗くなります。その光量を稼ぐため、ファインダースクリーンをなるべく明るくします。ファインダースクリーンは明るさとボケ量がトレードオフの関係になっています。極端な話、ファインダースクリーンが素通しなら一番明るいわけです。素通しでは「結像面」が無くなってしまいますので困るのですが、極論するとそういうことです。

結果的に、あまり大きく見えない・マニュアルではピントを合わせづらい・けれど軽いカメラができあがるわけです。

ペンタプリズムのEOS 7D MkIIは1.0倍、70Dは0.95倍に対して、Kiss X7iとKiss X7は0.87倍です。0.08〜0.13倍の差ですが、覗くとハッキリと差があります。

ボケに関しては、ニコンD3200やペンタックスK-S1などの同等クラスの方が大きくボケるのでピントが合わせやすいかもしれません。その分、ニコン・ペンタックスはファインダーが暗くなっています。どちらが良いかは好みでしょう。

4月に拡大用アイピースが発売されるそうです。されました。

カードスロットはボディ下部。

他のEOSはグリップ側面にカードスロットがあり、たいへん開けやすくなっています。X7は小型化のためにバッテリー室にカードスロットがあり、この蓋が開けにくい(^_^; コンデジと同じ仕様ですね。

他社と異なり、パチンと閉めれば自動的にロックされる蓋の仕様は、さすがキヤノンと思わせられます。

機能編

Wi-fiは無い。

お散歩カメラなので欲しかったですね、この機能は。サイズの問題よりコストでしょうか?

セーフティシフトは無い。

絞り優先・シャッタースピード優先時、例えば絞り開放で撮りたい時、明るすぎてシャッタースピード上限1/4000秒を超えてしまうような時に自動的に絞り込んでくれる機能を「セーフティシフト」と言います。これがありません。

ライブ撮影などではそれほど絞り値にこだわるわけではない(そんなヒマは無い)ので、EOS 5D MkIIでは常にオンにしています。

この機能はKissシリーズには搭載されていないようです。

露出補正が、ボタン+ダイヤル。

比較的押しやすい背面位置にAV±というボタンがあり、これを右手親指で押しながらダイヤルを回すことで露出補正できます。慣れればどうということは無いのですが、最初の内はとまどうかもしれません。

しばらく使う内に、「このやり方の方が良い!」と思うようになりました。まず「勝手に変更されることが無い」&「補正する時もロックを外す必要が無い」と、いいことだらけです。早く慣れましょう。指に位置を覚えさせるのです。

内蔵フラッシュにコマンダー機能が無い。

最近のフラッシュ内蔵EOSのフラッシュには、リモートTTL AE可能なスピードライトをコントロールする「コマンダー機能」が搭載されています。現行機種ではX7だけこの機能がありません。

コマンダー機能のあるスピードライトは600EX-RTと、EOS Mの付属品(単品販売もあり)の90EXのみです。この90EX、中古で2000円前後で入手できるので、コマンダー機能のために買っておいても良いかもしれません。カメラの電池を消耗しないため、あえてX7に取り付けるというのもありかも。

[A]モードでRAW撮影できるようになったが、謎設定。

モードダイヤルで緑の[A]にすると、以前はJPGでしか撮影できませんでした。X7ではこのモードでも撮影画質にRAWを選べるようになっています。ただし、色空間はsRGBでADOBE RGBは選べません。

RAWで撮ると様々な後加工が高画質で行えます。しかしレンズ補正、シーンに合った画像調整等はすべて無視されます。[A]+RAWは、実質的に「ストロボの自動ポップアップ」機能だけになります。

動画再生はタッチパネルをオンにしないダメ。

私はあまりタッチパネルが好きではないのでオフにしていたら、再生時に動画再生ボタンを押す事ができませんでした。ファームアップで、動画再生時のみタッチ機能を回復させるということもできなくはないような気がします。

動画はMモード以外はすべてプログラムモード

絞りを自分で決めようとAモードにしても、プログラムモードで撮影されてしまいます。ISOや絞りを決めたい時はM(マニュアルモード)にします。シャッタースピードも調整しなければならないのでけっこう面倒ですが、Mモードが使えるだけでもマシですね。

性能編

暗所AFはあまり強くない。

AFは-0.5EVまで可能と、昔に比べればとてつもないスペックになっています。

が、これはF1.4レンズの話。

あまり明るくない便利ズームを使うとなかなかピントを合わせてくれません。暗いところではかなり迷います。ライブビューではタッチAFをしてもとうぶんの間待たされたあげくにAF不可ということもあります。カタログスペックではわかりにくいと思うので、比較的暗い場所での撮影が多い方は試してみるしかないでしょう。

シャッター押しっぱなしは嫌い。

連続撮影はJPGで28枚、RAWなら7枚、約7秒と2秒の連続撮影が可能です。その後はカード書き込みはしばらく待たされます。

JPGは十分な枚数ですが、RAWだとちょっとストレスが溜まります。

UHS-Iで書込速度が速いカードを使うと、かなり改善します。8000Dで、バッファフルから15秒待たされるカードを使っていて頭にきて違うカードを試したら1秒!X7でも同様の効果がありました。それでも、連続撮影枚数が増えるわけではないのでご注意を。

そもそも連写するマシンではありません。

このカードはお買い得です。EOS 2桁機までならどのマシンで使っても大丈夫でしょう。「せっかく買ったけど使い物にならないや〜」にならない安心のカードです。容量は32GBがお勧めです。SDカードは消耗品です。あまり大容量の物は壊れた時のダメージが大きくなります。必要十分なサイズにしておきましょう。

※価格表示にエラーが出ることがあるようです。Amazonサイトで再確認ください。

バッテリーは小容量なので、一眼レフにしては保たない

ミラーレスのように、持ち歩いているだけで「あれ?何も撮ってないのに半分になってる?!」ということはありませんが、ストロボなんぞを使うとかなり早くに切れてしまいます。一日ブラついて撮影する場合は、ぜひ予備を持ち歩きましょう。

節電設定は、背面モニタの消灯ぐらいしか大作できません。パタパタと動いていると、アイセンサーが働いてオンオフを繰り返しスリープしない!という事態になって消耗するようですね。LP-E12はEOS M10にしか転用できないので、ここはあえて互換品を勧めておきます。互換バッテリーは当たり外れもあって本当はお勧めしにくいのですが、これは私のところでは2年間不具合が出ていません。

結論

ニコンとはズームやピントリングの回転方向が逆とか、設定用の専用液晶が無いとか、大きなポイントは見れば分かりますので書いていません。

注意点と言ってもマニアックな問題ばかりで、ほとんど気にならないものが多いのではないかと思います。

「小さすぎて扱いにくい!」「ファインダーの見え方がイヤ!」ということが無ければ、実にお勧めだと思いますよ。

EF-S24mm F2.8 STMと組み合わせて、最強お散歩カメラを楽しみましょう。

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     2017/05/22   EOS Kiss X7      ぽち

Comment

  1. よぴ より:

    はじめまして、記事を見ての質問です。

    >ボケに関しては、ニコンD3200やペンタックスK-S1などの同等クラスの方が大きくボケるのでピントが合わせやすいかもしれません。その分、ニコン・ペンタックスはファインダーが暗くなっています。

    について
    ペンタックスK-S1はペンタプリズムのファインダーですが
    EOS Kiss X7のファインダーより暗いのでしょうか?

    • ぽち ぽち より:

      よぴさん、こんにちはー!
      K-S1は入門機にも関わらずペンタプリズムで視野率100%ですね。すごいなぁと思っていましたが、まだ見てないのですよ。
      ペンタプリズムのファインダーはX7のペンタダハミラーよりも明るくなります。が、MFのしやすさを優先すると暗くなります。
      理屈の上では上記の通りですが、覗いてみないことにはなんとも(^_^;
      メーカーのポリシーとしては、明るい見やすさを優先するキヤノン、あくまでピントの合わせやすさを優先するペンタックスという印象はありますね。
      明るくてボケも大きいファインダーが一番なのは言うまでもありませんが、背反するんですよね〜。

  2. よぴ より:

    お返事ありがとうございます。m(__)m

    キヤノンは明るい見やすさを優先しているのですか〜
    X7使ったことがなかったもので、どんな感じなのかなと思ったしだいです。

    私の場合は、ペンタックスの入門機K-rから先日K-3に移行したばかりです。
    K-rはペンタダハミラーでしたが、K-3にしたら、「明るっ」て少し感動しました。

    • ぽち ぽち より:

      K-3ですか、いいなあ(^_^
      やはりペンタプリズムはいいですね。重いけど。
      私は5D MkII→X7ですので「軽っ!」という感動でした。

  3. ゆうすけ より:

    初めまして。こちらのカメラに対応出来るストロボを探していて、スピードライト90EX を購入しました。しかし、外部ストロボで設定出来ません。モードはマニュアルです。電源も入って確認しましたが、外部設定出来ません。対応していたないストロボでしょうか。

    • ぽち ぽち より:

      EOS Kiss X7+90EXですよね?
      「カメラ設定2」「ストロボ制御」「外部ストロボ機能設定」でできますよ。
      ただ、MモードとなるとETTLの設定とかどうするのかなあ?
      「外部設定できない」とは、具体的にどのような状態でしょう?ストロボの電源が入っていないと設定はできませんよ〜

  4. もえかいか より:

    はじめまして。
    私は20年ぶりに一眼レフを復活しようと思います。
    6月29日に発表される台湾KissX90を期待しています。X7が出たときは
    発売前にキヤノンプラザに何度も行きました。
    一眼レフは重い、大きいですが、X7は違いました。あれから4年。CP+ではX7後継「開発する気はない」キヤノンから即答されました。グリップが小さく使いにくく海外では売れ行きがかなり悪いということでこのシリーズは廃版になるということでした。そして換わってX80が生まれました。
    X7のグリップの浅さが無くなり普通に持ちやすくそれに小さい、見た目もカッコいい。デジック4+は
    やめて貰いたいですが、後継機X90に期待です。

    • ぽち ぽち より:

      はじめまして(^_^
      20年ぶりと言うとフイルムカメラ以来ですか?!
      X7は未だに私も惚れ込んでいます。カメラの性能云々ではなく、このコンパクトさでちゃんと一眼レフ。国内ではナンバー1ですが、海外市場はねえ・・・外人はでかいからw
      X90は、噂は聞くし出るだろうとは思うのですが、今のところ噂サイトではEOS Rebel SL2(X7後継機)となっていますね。X90はX9iの廉価バージョンですから、完全に別のカメラ。手の大きさに合わせて、どちらを選ぶのも良いと思いますよ。
      ちなみに私は(こだわらなければたいした大きさの差ではないと)X9iを触って「やはりX7とは持ち出す気持ちに差が出る!」と思いました。
      6/29、いよいよ来週です。楽しみですねー(^_^

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