9200117035641291ぽちろぐEOS R6II・GR III・α7IIIの実体験お散歩カメラブログ。1万円前後のTTArtisan 50mm F2と10万円超のVoigtlander NOKTON 40mm F1.2 Asphericalを無謀にも比較してみます。
1万円前後のTTArtisan 50mm F2と10万円超のVoigtlander NOKTON 40mm F1.2 Asphericalを無謀にも比較してみます。

1万円前後のTTArtisan 50mm F2と10万円超のVoigtlander NOKTON 40mm F1.2 Asphericalを無謀にも比較してみます。

1万円前後で買えてしまうTTArtisan 50mm F2。価格の割にしっかりとした造りです。

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10万円超のVoigtlander NOKTON 40mm F1.2 Aspherical。さすがの貫禄です。

スペック比較。

マニュアルフォーカス・標準域の焦点距離・ズームレンズと比べて圧倒的に明るい!と似ている天も多くありますが、さすがに比較すると相違点だらけですね。

  TTArtisan 50mm F2 Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Aspherical
メーカー 銘匠光学 コシナ
焦点距離 50mm 40mm
明るさ F2 F1.2
最小絞り F16 F22
絞り制御 機械式/絞りリングによる 機械式/絞りリングによる
絞りクリック 2〜5.6は1/2、以降1段 1/3段
絞り値通知 無し EVFに表示
最短撮影距離 50cm 30cm
手振れ補正 カメラに手動設定 自動設定
フィルター径 43mm 58mm
フード 社外品 付属
重量 190g 400g
価格 1万円前後 10万円前後

ボケ方。

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TTArtisan 50mm F2最短撮影距離50cmでF2開放。

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Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Asphericalの最短撮影距離30cmでF1.2開放。

ここでは明るさの違い以上に以下の2点が効いているように思います。

  • 最短撮影距離付近で撮影機寄りが20cm違うと、ボケ量が極端に変わってくる。
  • Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 AsphericalのF1.2開放は、高輝度の滲みが大きいのでボケがさらに大きく見える。Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Asphericalの方が絞り値による描写の変化が大きいように思う。

TTArtisan 50mm F2だって、F4以下の暗いズームで撮るよりもはるかにキレイにボケているんですけどね。Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Asphericalが強烈過ぎます。

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TTArtisan 50mm F2の開放で撮影距離2〜3m。

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Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Asphericaで撮影距離2mほど。

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TTArtisan 50mm F2の開放で撮影距離0.7mくらい。

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Voigtlander NOKTON 40mm F1.2 Asphericaで撮影距離1.2mほど。

さて、どちらで撮ったでしょう?

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Exif見れば分かるので、答えは掲載しません。

「さすが10万円!」という結論にはならないと思います。

マニュアルフォーカス初体験ならTTArtisan 50mm F2。

TTArtisan 50mm F2は確かに弱点があります。

  • 寄れない。今時50mm単焦点で50cmの最短撮影距離は無いよなあ。
  • 周辺減光が極端に大きい。
  • 特にRFマウント版で顕著らしい(焦点工房のサイトにも「RF版はAPS-Cでの利用がお勧め」と書いてある)色かぶりが、撮影条件によって出る。
  • 電子接点が無いので、手振れ補正値はカメラに手動でセットしなくてはならない。
  • 絞り値は目視するしかない。
  • レンズ名がExifに記録されない。
  • オーバーインフ気味(無限遠よりもピントリングが回ってしまう)の個体があるらしい。

しかしメリットも。

  • 圧倒的に安い!中古なら1万円を切る。そして玉数も豊富。
  • 小さく軽い。同じカメラボディでも楽々バッグに入る。
  • フィルター径も小さいのでアクセサリーも安価。
  • シルバーモデルも選べるので、カッコつけられる。
  • 価格の割に操作感が抜群。AFレンズと比べると雲泥の差。

対してVoigtlander NOKTON 40mm F1.2 Asphericalは

  • TTArtisan 50mm F2を上回る造りの良さ。圧倒的。
  • F1.2と最短撮影距離30cmの威力は圧倒的。
  • 40mmの画角はぽちろぐ好み。標準域のレンズ大好きだけれど、40mmは格別。
  • 開放時の白滲みが幻想的。絞るとグッとシャープ。
  • 色のりはVoigtlander NOKTON 40mm F1.2 Asphericalの方が上。

マニュアルフォーカスが初体験・初心者であれば、TTArtisan 50mm F2を買っておけば絶対に後悔しないと思いますよ。

そもそもF1.2開放のボケの大きさというのは、ピントが薄いと同義なので、いきなり挑戦するとビックリするかもしれません。高いしね。

TTArtisan 50mm F2で慣れて、予算ができたらVoigtlander NOKTON 40mm F1.2 AsphericalでもVoigtlander NOKTON 50mm F1 Aspherical(20万円超!)でも手を出しましょう!

その他の比較対象としてはオールドレンズがたくさんあります。読んでみてね。TTArtisan 50mm F2は、これらのレンズと比べても十分にクセがあり楽しいですよ。

入手しやすい標準系オールドレンズ比較、再び。

EOS R5+オールドレンズINDUSTAR 61L/Z-MC 50mm/F2.8スナップ。

春をオールドレンズ:ヤシコン・ツァイスPlanar T* 1.4/50で撮ってみました。

【画像追加】オールドレンズの銘玉ヤシコンTessar 2.8/45 T*をウン万円で入手するなら、Industar 50-2の新古品を4000円で。

α7で50mmオールドレンズ撮り比べ7本勝負。【サンプル追加】

入手しやすいオールドレンズ10本撮り比べ、好きなレンズはどれ?

【P2倍+クーポン!マラソン】銘匠光学 TTArtisan 50mm f/2 フルサイズ対応 キヤノンRFマウント ブラック 標準

この記事は2024/01/28に公開され、128 views読まれました。

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