EOS Kiss X7・6D・M5・8000D・α7の実体験お散歩カメラブログ。

ぽちろぐ

EOS Kiss X7・6D・M5・8000D・α7の実体験お散歩カメラブログ。

初心者が最初に読むデジタル一眼レフ・ミラーレスカメラ購入マニュアル。

この記事は2017/03/02に公開され2017/03/12に更新、837回読まれました。

カメラ入門機について尋ねられることがよくあります。初心者にはEOS Kiss X7超推しのぽちろぐですが「なぜこれが良いのか?」となるとなかなか系統だてて説明することができません。どうしてって、とても話が長くなるからw

そこでその長い話をまとめてみました。

撮影テクニックではなく「カメラ選びのための基礎知識」に絞っています。

2017年の入門機・新機種の特徴は

  • AF測距点の大幅増加
  • AFアルゴリズムの大幅改善
  • 連写速度向上

と、これまでの中・上級機の機能を惜しげも無く導入し始めたように思います。各社完全ミラーレス化前に「一眼レフのありったけを入門機にまでつっこむ」という態勢でしょうか。ミラーレス勢は「追いつかれまじ」という感じですね。どちらも「今の入門機は凄い!」と言えます。

ではどれが一番自分に合うのか?

全部のカメラを順番に試せれば良いのですが、なかなかそうもいきません。特に入門機は「一点豪華主義」なところがありますから、Aさんに良いカメラがBさんにも相性が良いとは言い切れません。例えば腰を据えて花の写真を撮る人と、走り回る子どもを撮る人ではカメラに求めるものが違います。

ここではカタログやWebの情報を見て、どのように自分に役立つのか理解できる程度の知識をつけることを目的とします。

何が撮りたいのか把握しよう

万能そうに見える高級機(キヤノンEOS-1D XやニコンD5、中判機のフジフイルムGFX等)でも、実は得手不得手があります。

高速連写が得意だったり、超高解像度だったり、画質は素晴らしいけれどRAWで撮影してうまく現像しないとならなかったり。現在のフラッグシップ機は報道方面に強化してあるので、例えば緻密な風景写真を撮りたい人がEOS-1D Xを選ぶというのはなかなか考えにくいものです。

高感度性能(画質・AF等)が必要。

マニュアルコントロール・外部ストロボ制御等、多機能が必要。

連写・AFに強いと便利。

万能型は中級機(といっても高価です)に多いようです。EOS 5D Mark IV、D810、α7II等々。解像度も高く連写性能も抜群。AFだって高速です。

入門機は2つに分けられます。

  • バランス型。AF測距点も10点以上、小型で軽く、連写も秒間5コマ程度。
  • 特化型。特に多いのが高速連写タイプ。ただし解像度はそこそこ。または、画質は素晴らしいけれど動体撮影はまるでダメ。

たいていバランス型を選ぶことになると思いますが、その中でも多少の得手不得手があります。

  • 動体予測AFが得意で、子どもや動物等の撮影に向いている。
  • レンズを含めたシステムが小型で、携帯しやすくスナップに向いている。
  • ビデオ機能が充実している。
  • 暗い所での撮影に便利な手振れ補正機能が強力。
  • 高速性能を捨てて、高解像度・高画質を偏重。

「子どもの運動会を撮りたいのに高画質・低速タイプを選んじゃった!」なんてことがないよう、知識をつけておきましょう。

デジタル一眼と一眼レフとミラーレス

大きなレンズ交換式カメラを持っていると、なんでも「一眼レフ」と言われることがありますが、正確ではありません。

価格コムでは「デジタル一眼」の下に「デジタル一眼レフ」と「ミラーレス」のサブカテゴリーが設定されています。

一眼レフ

レフとは反射板、撮影レンズから入ってきた光を反射させてファインダーに導くミラーを指しています。「一眼レフ」と言われるカメラは、レンズを取り外すとこのミラーを見ることができます。また、一眼レフには必ずファインダーがあります。

ミラーで反射された光をそのまま上から覗く「ウエストレベルファインダー」形式は、ハッセルブラッドがつとに有名ですね。昔はマミヤ・ゼンザブロニカと各社作っていたのですが、今は見ることがありませんね。

「アイレベルファインダー」には2種類あります。

1つは「ペンタプリズム」という五角形(ペンタ)のガラス塊に銀やアルミを蒸着して、ミラーで反射した光を水平に導くタイプ。もっぱら中級機以上に使われています。メリットとして反射ロスが少ないために明るく大きな視野が得られます。デメリットは重いこと。

もう一つは「ペンタダハミラー」という形式。反射ロスが大きくなることを覚悟の上で、空気→ミラーと何回も境界を通過させてしまうタイプです。メリットは軽いこと。デメリットは視野倍率を大きくできず暗いことです。

外観も機能も同等に見えるEOS 80Dと8000Dですが、各部の仕上げや細かい設定、なによりこの「ペンタ部の構造」が決定的に違います。

入門機のほとんどはペンタダハミラー形式です。

ペンタプリズムの開発メーカーペンタックス(現リコー)の現行機種は、入門機K70まで全てペンタプリズムです。これは意地ですね(^_^

デジタル一眼/ミラーレス

ミラーレスは文字通りこのミラーがありません。

わざわざ光を反射させてファインダーに導かなくても「センサーに映った画像をそのまま電子ファインダーに映してしまおう!」というシステムだからです。電子ファインダーのことをEVF(Electoric View Finder)と呼びます。

最初から「ミラーレス」または「EVFモデル」と呼べば良かったのですが、パナソニックが販売戦略上「デジタル一眼」と名付けて売ったため、それが定着してしまいました。恐るべし松下!

初代Lumix G1はこちら。

歴史に残る(?)CMはこちら。

https://youtu.be/8afpkxtfanQ

ミラーレスのメリットはいくつもあります。

  • 写るものと全く同じ画像をファインダー(EVF)で確認できる。露出補正等の設定もファインダーに反映される。
  • ペンタ部が軽くなる。また配置も自由になる。
  • ミラーの動作範囲を確保しなくて良いため薄くでき、ホールディングしやすいボディデザインができる。

一眼レフとミラーレス、どちらが良い?

現在は「一眼レフ」と「ミラーレス」がどちらも「デジタル一眼」として混在し、どちらが優れているとは言いかねる状況です。

現時点では操作レスポンス・ファインダーの見え方・バッテリー・なにより信頼性で一眼レフに一日の長があると思います。しかし将来的にはミラーレスが主になるでしょう。軽い・小さいが売りのように言われていますが、センサー画像を直接見ることができるミラーレスが原理的に優れていることは否めません。

ミラーレスが一眼レフに取って代わるには

  • 耐久性
  • バッテリーの保ち
  • EVFの応答速度と解像度

といった大きな問題を徐々に解決していかなければなりません。

おまけ・レンジファインダーカメラ

ライカM型に代表される、ピント合わせ機構と撮影レンズが独立したシステムです。要は、三点測量形式でピントを合わせるファインダーがあるタイプです。非常に高い工作精度が要求され、視差があるため原理的に近接撮影ができません。

システムがコンパクトで基調線を長くとるとピント精度が高くなり、速写性が抜群なため、根強いファンがいます。

似たようなデザインのフジフイルムX-Pro2やソニーα6500・オリンパスPEN Fは、あくまでもデジタル一眼です。「レンジファインダースタイル」と呼ばれますが、機構的にはまったくの別物です。

おまけ・二眼レフ

撮影レンズと確認用のレンズを別々に持っている「二眼レフ」というスタイルもあります。撮影レンズと確認用(フレーミングとピント合わせ)のレンズがギアで連動してピントを合わせます。

入門機→中級機→高級機

入門機:エントリーマシン、中級機:ハイアマチュア/プロシュマー、高級機:ハイエンド/フラッグシップなどと呼ばれます。

入門機

キヤノンEOS Kiss X7・EOS Kiss X8i・EOS 8000D・EOS M10。

機能的には中級機に迫るものがありますが、ミラーレスはEVFの設定が無く、一眼レフはペンタダハミラー形式となっています。

軽さを優先して、あえて中級機よりも入門機を選ぶこともあります。

ニコンD3400・D5600。ソニーα5100。オリンパスE-PL8・OM-D E-M10 Mark II。ペンタックスK-70・K-S2。パナソニックDC-GF9。フジフイルムX-A3。

中級機

キヤノンEOS 6D・EOS 5D Mark IV・EOS 5Ds・EOS 7D Mark II・EOS 80D・EOS M5・EOS M6・EOS M3。

一番バリエーションが豊富で、下はEOS M3の6万円台から、上はEOS 5Dsの40万円超まであります。一眼レフはペンタプリズムを採用、ミラーレスはEVFを内蔵または外付けできます。

入門機と比べて、細部の造りがグッと良くなっています。

5Dシリーズは高級機と呼べる価格帯ですが、汎用性を追求しているためハイエンドとは言い難いものです。

ニコンDF・D810・D750・D610・D500・D7200。ソニーα7シリーズ・α6500。オリンパスPEN F・OM-D E-M5 Mark II。ペンタックスKP・K-3II。パナソニックDMC-GX8・DMC-G8。フジフイルムX-E2・X-T10・X-T2・X-Pro2。

高級機

キヤノンEOS-1D X Mark II。

最高級機にも関わらず2000万画素と解像度が低いのは、高速連写・高速AFに特化しているからです。主にスポーツ・報道文やで使用されるため極端に高い解像度が必要ではなく、それどころか解像度が高すぎるとハンドリング(転送等)が悪くなるからという理由です。

プロの道具というのは、割り切りがすごいですね。

面白いことに、モード変更ダイヤルがありません。フイルム時代から変わらないデザインで、「モードはそう頻繁に変えるものではないから」です。私の使い方には一番合っているのですが、高くて手が出ません(^_^;

ニコンD5。ソニーα7R II。オリンパスOM-D E-M1 Mark II。ペンタックス645Z・K-1。パナソニックDMC-GH5。フジフイルムGFX 50S。

オートフォーカス

オートフォーカスを解説するにもいくつかのポイントがあります。

  • 大きく分けて「位相差検出方式」と「コントラスト検出方式」があります。この原理はあまりにも専門的なのでここではしません。
  • AFポイント数。中央1点でフォーカスするか、画面のどこにフォーカスするかをカメラが勝手に判断するかという問題があります。さすがに現在は中央1点のみの機種はありませんが、EOS Kiss X7は9点しかAFポイントがありません。
  • 被写体認識機能。フォーカスポイントをカメラが勝手に判断するにしても「とにかく手前の物に合焦する」タイプと「人の顔を認識してそれに合わせようとする」タイプがあります。顔だけでなく、瞳に合わせようとしてくれるタイプもあります。一眼レフの場合、被写体認識には専用のセンサーが必要ですが、ミラーレスでは撮像センサーがその役目を担ってくれるため、多くの機種で被写体認識してくれます。
  • フォーカス速度。実際にカメラを操作すると、機種によってビックリするほど差があります。ピピッと素早く合焦してくれるモデルは気持ちが良いものです。

フイルムに相当するセンサー

フイルムカメラの時代には、パトローネに入った135判(35mm判)が主流でした。画面サイズは36x24mmで、ライカが最初にこのサイズのカメラを作った時から変わっていません。

他に、35mmフイルムを半分にして縦に使うハーフ判(18x24mm)、カセット式の110判、APS判、特殊なMINOX判、120フイルムを使う中判(6×9・6×7・6×6・645)、さらに大きな4×5や8×10判(単位はインチ)等がありました。

コンパクトデジタルカメラやスマホのカメラでは、もっと小さな1/2.3インチ等のサイズのものもあります。

かんたんに整理すると

  • 大きなセンサーだと画像がきれい。
  • 大きなセンサーだと大きなボケを得やすい。
  • 小さなセンサーだとボディもレンズも小さくできる。
  • 大きなセンサーは高価。

となります。

1インチ・APS-Cと135判は縦横比が2:3、それ以外は3:4になっています。

どの程度の画質を望む?

「センサーが大きいと画質が良い!」となれば大きいのが良いのか!となりそうですが、ものごとにはバランスというものがあります。ココで紹介している一番大きなセンサーを積んだフジフイルムGFXはボディのみ約80万円です。しかも、スポーツ撮影等に向いているとは言えません。

レンズが無ければ写りませんから、最低でも100万円ぐらいは必要です。

実際にはマイクロフォーサーズ、APS-C、フルサイズから選ぶことになります。中でも機種が多く、システム価格を抑えることができるAPS-Cが初心者にお勧めです。後述する超広角ズームなど、フルサイズ用では15万円程度する物がAPS-C用には3万円台で用意されています。

画素数(解像度)

1200万〜2400万画素が主流です。上は5000万画素超もあります。

画素数が多いと、広く撮った写真の一部を切り出して(トリミング)も、十分な画素数を確保できます。

逆に画素数が少ないと一つ一つの画素(センサー)が受け取る光の量が多くなるため、高感度画質が良くなります。まあ、あくまで一般論ですが。

「広い風景を精緻に撮りたい」「大きな印刷物(大判ポスター)に使いたい」等の明確な目的が無い限り、現行機種の画素数で足りないことはありません。

この写真は28万画素。クリックして表示される1200x800pxの画像で96万画素、フルハイビジョンでも207万画素です。A4サイズ300dpiでプリントする場合で870万画素です。それほど「高画素数/高解像度」にこだわる必要はありません。

使いやすいのは2000〜2400万画素だと思います。

感度の話

フイルム時代、ASAと呼ばれていました。現在はISOと呼ばれる「感度」があります。

センサーには「基準感度」があり、そこから外れるほど画質が下がります。今のセンサーは基準感度をISO200程度に設定してるものが多いようです。

ISO値が高いほど、暗い所で速いシャッタースピードで撮影できます。ソニーα7SはISO40万、ニコンD5は328万(いずれも拡張感度)という化け物です。

晴天下で使うのはISO100から200、多少暗い望遠レンズを使ってもISO800で足ります。

平均的にISO6400までは使える機種が多いようです。

どのレンズを使いたいか?

「一眼」と聞いて真っ先に思い浮かぶのは交換レンズではないでしょうか?

レンズを替えると、同じカメラでもまったく違う写真が撮れます。特に「背景がきれいにボケたポートレイト」などは、カメラと一緒に買った標準キットズームレンズではなかなか撮りにくいものです。

焦点距離(しょうてんきょり、英:focal length)は、光学系の主点から焦点までの距離である。[https://ja.wikipedia.org/wiki/焦点距離

「焦点距離」は今後何回も出てきます。しかしそもそも「光学系の主点」を理解できないと思います。

焦点距離は画角(写せる範囲を角度で表したもの)と関わっています。画角は焦点距離とセンサーサイズで決まります。同じ焦点距離でもセンサーサイズが小さいと、画角は狭く(望遠に)なります。

大きく分けて焦点距離を変えられるズームレンズ単焦点レンズがあります。

焦点距離とセンサーサイズの関係で画角が変わります。では「写る範囲を直接指定できる画角で話せば良いのでは?」と思いますが、例えば標準レンズの「46度」と書いても、なかなかピンとこないものです。

フイルム時代に長く「50mmレンズの画角」というような使われ方をしていたので、135判(35mm判・フルサイズ判)の焦点距離で指定するのが通例となっています。

以後も「フルサイズ換算」という書き方をします。

ズームレンズ

広角からちょっと望遠まで変更できる「標準ズーム」がカメラとセットで売られているので、使っている人が多いと思います。一番多いのはAPS-C用の18-55mmだと思います。フルサイズ換算27-82.5mmと、広角から中望遠までをバランスよくカバーしています。

焦点距離を変更するため、レンズ構成が複雑になります。

  • 明るいレンズを作ろうとすると大きくなってしまうため、暗いレンズが多い。
  • 単焦点レンズほどの画質を得ることが難しい。

単焦点レンズ

文字通り「単一の焦点距離でしか撮れない」レンズです。ズームレンズに比べると構造が単純で明るく・小さく・安く作ることができます。明るいレンズを使うと、暗いところでも手振れしにくいシャッタースピードを使えます。

便利さではズームレンズの勝ちですが、大きなボケを活かした画像や画質は単焦点レンズの圧勝です。

ズームレンズと言ってもできあがった写真は単一の焦点距離を使っているわけですから、自分がよく使う・使いやすい焦点距離を把握して、単焦点レンズに切り替えるのも良いと思います。

標準レンズ

  • 135判・35mmフルサイズなら50mm前後。
  • APS-C機なら30mm前後。
  • マイクロフォーサーズ機なら25mm前後。

人間がボーッと見た時の視野に近い範囲を写せると言われている焦点距離のレンズです。特に明るいレンズ・画質にこだわったレンズが多いジャンルです。

シグマの50mm F1.4 Artは1Kg近い重量で、とにかく描写の美しさを追い求めたレンズです。「単焦点は軽くて・・」の部分が大嘘になってしまいますね(^_^; 価格も10万円近くしますが、一度撮影してみるとその画質の良さに呆然とします。

対してEF-S24mm F2.8 STMはコンパクトさを追い求めたパンケーキレンズです。価格も安く、その割にコントラストの高い良い画が撮れます。フルサイズ換算38.8mmと、標準レンズと言うには少々広角寄りですが使いやすいレンズです。

この焦点距離をカバーするズームレンズを「標準ズーム」と呼びます。

フルサイズ換算24-70、24-105、24-120、28-135mm等があります。もっと高倍率の28-300mmなんていうのもありますが、持ち運びが大変だったり、極端に暗かったり、画像品質が低かったりします。APS-Cでは18-200mmというのが多いですが、正直言って選択しない方が良いでしょう。タムロンでは16-300mmという18.8倍ズームを発売しています。

広角レンズ

文字通り、広く撮れるレンズです。標準レンズ的に使える35mmから、全周を撮影できる魚眼レンズまであります。フルサイズ換算24mmまでを広角レンズ、それより短いものを超広角レンズと区別しています。

魚眼レンズはわざと歪曲させて180度の範囲を写しますが、それ以外は「直線は直線として撮る」ように設計されています。それでも安いレンズは歪曲収差が残って、直線が弧を描くように曲がって写る物が多くあります。しかしデジタルカメラの良いところで、専用ソフトで修正できます。

最近は望遠レンズよりも広角から超広角レンズが人気になっているように思います。特に超広角ズームレンズは製品が増え、安くて画質の良い物が増えています。

一昔前なら考えられない、フルサイズ換算16mm始まりのズームレンズが3万円程度で買えてしまいます!水平画角97°10’ということは、部屋の角から撮影すると左右の壁が写るということです。

望遠レンズ

焦点距離が長いレンズです。フルサイズ換算焦点距離100mmまでを中望遠レンズ、200mmまでを望遠レンズ、それ以上を超望遠レンズと呼びます。

中望遠レンズは持ち歩ける大きさでありながら明るくてボケが大きいため、ポートレイト用レンズとして重宝されています。特に人気は85mm F1.4です。

70-200mmというズームが各社ありますが、これは手持ちで撮影しても手振れしにくく、スポーツ等の撮影で使いやすい画角だからです。単焦点レンズほど明るくなくても望遠レンズはボケが大きいため、ポートレイト撮影に使う人も多いようです。

手振れ補正

レンズによっては「手振れ補正機能」がついています。特に望遠レンズでは小さな揺れが大きく影響してしまうため必須の機能となっています。

シャッタースピード換算3〜4段程度の手振れ補正機能がついているレンズが多いようです。最近は広角レンズにも多く採用されています。

ボディ内でセンサーを動かすタイプもあります。

ボケの話

焦点距離が長く(望遠)、F値が小さく(明るく)、カメラのセンサーサイズ大きいほど、ボケは大きくなります。

これを詳しく解説するにはF値のこと、引き寄せ効果のこと等、複雑になってしまいます。

単焦点の明るいレンズを使い、被写体と背景の距離を離すときれいな大きなボケが得やすいと思っておきましょう。

キットレンズEF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STMのように暗くて小さなレンズでも、絞り値を変えるとこれほど違うボケになります。

F3.5開放。ボケが大きい。

F16に設定。後ろがかなりハッキリする。

メーカーが違うとレンズは共用できない!

最初にボディまたは使いたいレンズを一本選んでしまうと、同一メーカーで揃えなければなりません。

  • キヤノンのボディ→キヤノンのレンズ。
  • ニコンのボディ→ニコンのレンズ。

例外がいくつかあります。

  • シグマ・タムロン・ツァイス等のサードパーティと呼ばれるレンズメーカーは、カメラメーカー各社向けのレンズを販売しています。
  • マイクロフォーサーズのカメラメーカーであるオリンパスとパナソニックのボディ・レンズは互換性があります。
  • マウントアダプター(マウントコンバーター)を使用すると他シリーズまたは他社のレンズを取り付けられます。

ミラーレスカメラEOS M5にEF-S10-18mmをマウントアダプター経由で取り付け。AF等の動作が可能。

α7に往年の銘玉ツァイスプラナー1.4/50をマウントコンバーター経由で装着。絞り・フォーカスともマニュアル。

「50mmはニコンで、広角ズームはキヤノンで」というわけにはいかないので、レンズラインナップをよく考えて決めましょう。

カメラボディを選択するのに「マウントを選ぶ」と言います。

現在はオリンパスとパナソニックがマイクロフォーサーズという同じマウントを採用しています。過去にはペンタックスのKマウントを各社がこぞって採用していた時期もありました。もっと古くはライカのスクリューマウント・Mマウントはデファクトスタンダード(事実上の標準)でした。

また同じメーカーでも違うマウントを用意している場合があります。例えばキヤノンではEF/EF-SマウントとEF-Mマウントがあります。ペンタックスは1メーカーで645AF2・K・Qと3つものマウントを用意しています。

操作性

ボディを選ぶにあたって、画質・連写性能以外で気になるのは操作性でしょう。

フルオート撮影しかしない人は、誤操作しにくいデザインが良いと思います。ダイヤルやボタンがたくさん付いている機種は選ばない方が賢明です。

絶対に注意すべき点は以下の通りです。

  • バッテリー、メディアの交換方法。三脚をよく使う人は三脚に取り付けたまま交換できるか確認すべきです。
  • メインダイヤルの操作感。シャッターボタン近くで一番よく使うメインダイヤルの操作感が肌に合わないと、本当に嫌になります。
  • 電源スイッチ。特にオンオフを頻繁にしなければならないミラーレスでは、電源スイッチが操作しやすい市にあることも大切です。
  • 露出補正ダイヤル。正しい露出はきれいな写真を撮るための一歩です。右手親指で操作する位置にあると便利です。
  • 絞り込みボタン。ファインダーを覗きながら操作するこのボタンは、目隠しでも触れる位置に無ければなりません。
  • グリップ。しっかり握れるカタチが重要です。本体は平らでも、オプションとして用意されていることもあります。オリンパスOM-D E-M5のグリップはとても貧弱ですが、オプションのグリップを取り付けると素晴らしく握りやすくなります。

私が超個人的に「どうでもいいや〜」と思っているのは以下の点です。

  • モード切替ダイヤル。好みのAEモードを、そんなに頻繁に変えることは。私はほとんどAv(絞り優先)モードです。たまにM(マニュアル)を使用します。一番操作しやすい市にこのダイヤルがある必要はまったくありません。この考え方をつきつめたのがEOS-1Dです。ボタン2つを同時押し+ダイヤル操作でモードを変更します。
  • 特殊効果設定ダイヤル。私は使いません。好きな人は多用するので、好みの問題ですね。
  • 録画ボタン。「間違って押してしまう」位置に無ければOKです。

一眼レフではありませんが、ライカM10は「本当に必要なものだけに絞ったらこうなった」という良い見本です。

https://jp.leica-camera.com/フォトグラフィー/ライカMシステム/Leica-M10/特長

意外と差が出るファインダー性能

ファインダー倍率

50mmレンズを装着した時、直接見るのと比べて何倍の大きさで見えるか?です。中級機以上ではフルサイズ換算で0.7倍程度が標準です。あまり大きいと画面の隅々まで見渡すのに疲れます。

小さいと、細かい部分がよく見えないだけでなくピント合わせも不便です。

フルサイズ機の0.7倍は、APS-C機では1倍程度です。

明るさ

一眼レフの場合、ピント面(フォーカシングスクリーンと言います)の作り方で明るさが大きく変わります。理想はピントの外れた部分が大きくボケてフォーカシングがやりやすく、かつ明るいことです。

構造上、入門機に多いペンタダハミラーでは、明るく・ボケを大きく・倍率を高くすることができません。反射ロスが大きいためです。

歪み

ファインダー接眼レンズの作りやファインダー周りのパーツの干渉によって覗きにくい場合、ファインダー像が歪むことがあります。作りの善し悪しだけでなく、覗き方のクセによっても発生することがあります。

画素数・解像度

ミラーレス機のEVFでは解像度の問題があります。これは高いにこしたことがありません。現在は360万画素程度が最高ですが高価です。各社、中級機以上には236万画素のEVFを採用しています。

リフレッシュレート

これもEVF独自の問題です。要は、1秒間に何回画面を書き換えるか?です。たくさん書き換えてくれた方が、なめらかな動きを確認できます。

倍率と画素数以外はカタログからは読み取りにくい情報ですので、実機を覗いてみましょう。

老眼と三点支持

初心者は若者に限らないわけで(^_^;

老眼の方は、絶対にファインダー付きの機種を選びましょう。一眼レフなら必ずファインダーが付いていますが、ミラーレスはEVF月モデルは半分くらいです。特に低価格機種には付いていません。

ファインダーは「1m先に結像する」ように作られています。いくら老眼でも、眼鏡を使ってファインダーの視度調整をすれば1m先は見やすいと思います。

背面モニタの場合、腕を伸ばしても60cm程度。またそれだけ離すと小さくて細かい部分が見えにくくなってしまいます。

またファインダーを覗くと、カメラを両手と顔で固定する三点支持になります。手だけで支えるよりも圧倒的にカメラが安定し、ブレによる失敗が減ります。

バッグに入るか?

専用のカメラバッグに入れるだけでなく、カメラを裸でふだん使いのバッグに入れることも考慮しましょう。カメラを持ち出す機会が圧倒的に増えます。

ポイントは

  • 十分に小さいか?
  • 重すぎないか?
  • ひっかかるような飛び出しが無く、カタマリ感があるか?
  • 不用意に押されてしまうようなボタンが無いか?
  • 華奢なパーツが無いか?

です。

店頭で断って、自分のバッグに入れてみると良いでしょう。断らないで入れると万引きと間違われるのでご注意を(^_^;

オプション

購入予算に絶対組み込むべきは以下のオプションです。

  • レンズフィルター。購入レンズに合ったサイズを。「プロテクトフィルター」と書いてある物を選べば良し。
  • メモリーカード。入門機はほぼ全てSDカードです。
  • 液晶保護フィルム。最初に買いましょう。傷がつくと悲しいです。
  • バッテリー。一眼レフならお散歩に一日持ち歩いてもバッテリー1個で済むことが多いですが、ミラーレスはより多くの電力を消費するため予備必携です。

入門機用にはこのSDカードがお勧めです。できれば2枚以上購入しましょう。満杯になった時と、壊れた場合の予備です。

あまりに安価な物は書き込みが低速だったりします。特に入門機は連写用のバッファメモリが少ないため、SDカードが低速だと連写枚数が極端に少なくなります。

SDカードはあまり大きなサイズの物にせず、ふだんの使い方で少し余裕があるくらいの物を複数枚持つのがお勧めです。この手のメモリーカードは必ず壊れる&壊れやすいので、壊れた時のダメージを軽減するためです。気軽に買い換えられる程度の物を使うのが良いでしょう。

おすすめ機種

ここで、初心者へのお勧め機種/システムを挙げてみます。

とにかく低予算で、ステップアップする時は買い換え

EOS Kiss X7に決まりです。今となっては低スペックの1800万画素APS-CセンサーでAF測距点も9点、被写体認識もありません。しかしなんと言っても安い!EF/EF-Sレンズを揃えて、自分の撮影方法を把握してEOS 8000D/9000Dや80D、果ては5D Mark IVにステップアップしてもかまいません。

操作系もシンプルですので、カメラの基礎をしっかりと覚えることができます。

詳しくは以下をご覧ください。

ぜひ一緒に・またはすぐに買い足して欲しいレンズが2本あります。 1つめはEF-S24mm F2.8 STM。特別明るいレンズではありませんがスナップに使いやすい画角で、なにより圧倒的にコンパクトです。

もう一つは超広角ズームレンズ。「撒き餌レンズ」と言って良い価格です。超広角にハマってしまう人続出とか。

長く満足できる

発売時は「中途半端」とか言われましたが、それは大ヒットモデルEOS 5D Mark IIIも同じです。時間が経過すると見事な人気機種になりました。中身はKiss同等ですが、操作系が中・上級機と似ています。被写体認識もでき、これで不満が出ることはまず考えられます。

詳しくは以下をご覧ください。

こちらは4月発売の9000D。8000Dから順当に進化しています。価格が大幅に下がるまでは8000Dの方がお勧めです。9000Dの方が微妙に魅力的ですが、価格差を考えるとお勧めできません。

オールドレンズを使ってみたい

現在、α7IIRまで出ているシリーズの初代機です。操作性やマウントの剛性面で劣る部分もありますが、価格が大幅に下落しています。しかし未だ現行機種であり、画質も遜色ありません。本当にお得なモデルです。

Eマウントはマウントアダプターが多く、究極的にはライカレンズをAFで使える物まであります。

フルサイズ機ですので、オールドレンズを本来の画角で使えるのも良です。

とりあえずキットレンズを買い、オールドレンズをメインに使っても良し。ツァイス等が出しているサードパーティの高性能レンズでメイン撮影に使うも良しの万能機です。

一本だけEマウントレンズを買うならこちら。比較的安価で軽いマクロレンズです。

詳しくは以下をご覧ください。

コンパクトで「いかにも一眼っぽい」ミラーレス

ミラーレスに早くに取り組んだオリンパスのカメラは、やはり一日の長があります。ズイコーMレンズも評判良く、システムとして充実しています。

古くからのカメラメーカーで、カメラとしての操作感が優れているのも◎です。

「入門機」のレンズとしては別格すぎますが、ズイコーPROレンズの12-100mm F4は、他社には見られない素晴らしいスペックです。唯一、ソニーEマウントに24-240mmがありますが、あちらはF値変動・描写も評判が良くないと・・。

このレンズを使いたくてOM-D E-M1の購入を考えているほどです。もちろんOM-D E-M10 Mark IIでも使えます。

EOS MシリーズはEOSシリーズ用のEFレンズをマウントアダプター経由でAF・AEともフル機能使えます。

もう少し価格がこなれると良いのですが。

詳しくは以下をご覧ください。

こちらも1本だけオススメレンズを。描写も評判良く、圧倒的にコンパクトなフルサイズ換算35mmのパンケーキレンズです。

詳しくは以下をご覧ください。

最後に・一番かんたんな撮影注意

シャッターを押したら、1秒間押し続けましょう。

これだけで手振れが圧倒的に減ります。

とても多いのが「ポンッ」と跳ねるようにシャッターボタンを叩く人。これは棒の先に固定したカメラの端っこを叩いているようなものです。揺れます。

ぜひ気にしてみてください。スマホで撮影する時も同様ですよ。

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